ガルバリウム鋼板のご紹介
公開日 2023年4月6日(木) 最終更新日 2023年4月6日(木)
近江八幡市にある屋根・外壁リフォーム専門店 ジェイジェイエフです。
スタッフブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
近々住宅に関してよく耳にするガルバリウム鋼板。聞いたことがあるという方も多いと思います。
では実際にどういった素材で、どのような特徴があるのか?等この記事でご紹介致します。
ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板とは、アルミと亜鉛の合金をメッキした鉄のことです。
そのままアルミ亜鉛合金メッキ鋼板と呼ばれることもあります。
ちなみに屋根材でよく使用されるトタンとは鉄を亜鉛でメッキしたものです。
近年、このガルバリウム鋼板を使用したお家が多く見られるようになってきました。
特に屋根材として使用されることが多いです。一時大変普及したスレート瓦(カラーベスト・コロニアル等)よりも現在の新築では多いシェアというデータも御座います。
その理由は様々ありますので、後述して参ります。
ガルバリウム鋼板のメリット
人気の理由は多くのメリットがあることが挙げられます。では具体的にどのような良さがあるのかをご紹介致します。
耐用性が長い・長持ちする
ガルバリウム鋼板の耐用性は35年以上と、非常に長持ちします。
(※商品により期待耐用年数は異なります)
塗装等の適正なメンテナンスを行うことで40年以上の使用も期待できる優れた素材です。
屋根に関して言うと、現在使用されているもので最も長持ちするものが粘土瓦ですが、費用はガルバリウム鋼板の方が安価であり、コストパフォーマンスで言うと粘土瓦よりも優れているとも言えます。
サビに強い
金属の大敵はサビです。サビが進行してしまうと穴が開いてしまう等、その役割を果たすことができなくなってしまいます。
しかしガルバリウム鋼板に含まれる亜鉛とアルミはサビに強い性質があります。
この2種類の素材の防錆性が金属としての弱点を補ってくれているのです。ただ、錆びないというわけでは御座いませんのでその点は注意が必要です。
耐震性に優れている
ガルバリウム鋼板は軽い素材である為、耐震性にも優れていると言えます。
外壁や屋根に重たいものが用いられると、地震等で強い揺れが加わった際に建物に大きな負荷がかかります。
和瓦の建物が耐震性に劣るのはこの理由です。
ガルバリウム鋼板はその軽さから、リフォーム工事でよく用いられるカバー工法にも大変良く使用されます。
カバー工法とは既存の屋根や壁を撤去せずにその上から新しい素材を被せる工法です。
2重になるので、重たくなってしまうのでは?と思いがちですが、それでも問題ない程軽量であるのがガルバリウム鋼板です。
施工性が良い
薄くて軽量である性質のガルバリウム鋼板は加工がしやすく施工性にも優れております。
施工性の良さは工期の短さに直結し、その分費用も抑えられるということになります。
このように多くのメリットがあるガルバリウム鋼板、それに対して費用はそこまで高額にもなりません。
非常にバランスの良い優れた素材であると言えるでしょう。
デメリットは?
もちろん全ての素材に良し悪しがあるので、ガルバリウム鋼板にもデメリットはあります。
こちらをご紹介致します。
サビが発生することがある
メリットの中でサビにくいとご紹介しましたが、サビない訳では御座いません。
粘土瓦やセメント瓦等サビない素材と比較すると、サビること自体がデメリットとして捉えらえるかもしれません。
海や森林が近くにあるとその影響を受けサビやすくなってしまいます。
このような環境にあるお家は充分に注意が必要です。
凹むことがある
その薄さから外部から強い衝撃がかかると凹んでしまうことがあります。
強風による飛散物やお庭でのボール遊び等、注意する必要があります。
商品によっては強度があり、凹みにくいものもありますが凹まない訳ではないので、金属素材特有のデメリットと言えるでしょう。
音が発生しやすい
打ち付けるような強い雨が降ると、カンカンと少し響くような高い音がするのでこれもデメリットと言えるでしょう。
建材の内側には基本断熱材等があるので家の中まで音が響くということはほとんどありません。
ただ庭やベランダなど外で聞くと気になる方は気になってしまうでしょう。
デザインのバリエーションが少ない
近年の人気からデザインが増えつつありますが、外壁においていうと最も普及している窯業サイディングと比較するとまだまだ少ないのが現状です。
デザイン性を重視される方には、少し選択肢は少なく感じるかもしれません。
メンテナンスについて
耐用年数も長く、メリットの多い万能とも言えるガルバリウム鋼板ですが、メンテナンスをしなくてもいいというわけでは御座いません。
他の素材と一緒で適切なメンテナンスをすることでより長く良い状態を保つことができます。
では実際にどのようなメンテナンスが必要かというと定期的な塗装が大事と言えます。
最も警戒しなければいけないのはサビであり、そのサビは湿気や雨水等は主な原因です。
これらから保護するためには塗装をしっかりと行わなければなりません。
塗装のタイミングとしては15年を目安に検討をされるといいでしょう。
ただし、商品や環境によっては前後しますので、実際に塗装を検討される際はプロに相談されることをオススメします。
サビやチョーキングが実際に確認されたときには塗装の検討タイミングと言えますので、本格的に検討されるといいでしょう。
まとめ
近年大変人気の素材、ガルバリウム鋼板についてご紹介致しました。
人気の理由は上記に紹介したように多くのメリットがあることです。現在使用されている素材の中でも万能型です。
この特徴を知った上で素材の選択肢のひとつとしてご検討されるといいと思います。
またメンテナンスについては必要不可欠なので、しっかり認識しておきましょう。
ジェイジェイエフでは屋根や外壁のカバーのリフォーム工事の際によくガルバリウム鋼板を使用しております。
カバーをご検討される方はいつでもお気軽にご相談くださいませ。
その他ご質問、ご不明点ももちろん承っております。
お読み頂きありがとうございます!