屋根カバー工事 近江八幡市
公開日 2022年12月8日(木) 最終更新日 2023年3月8日(水)
近江八幡市にある屋根・外装リフォームの専門店ジェイジェイエフです。
いつもブログをお読み頂きまして誠にありがとうございます。
本記事では以前施工させて頂きました屋根のカバーについてご紹介致します。
屋根カバー工法とは
まず屋根のカバーとはその名の通り、今の屋根に新しい屋根材を被せる(カバーする)工事のことです。
塗装や葺き替えと並んで屋根のメンテナンス方法のひとつです。
ガルバリウム鋼板という軽量の金属を使用することが多く、期待耐用年数は30年以上と言われております。
軽量であるため耐震性に関しても安心です。防水性能に関しても、向上が期待できます。
また既存の屋根の劣化が激しくても施工できるメリットも御座います。
(※内部まで劣化が浸透している場合は不可なことも御座います)
工期としては塗装よりかは少し長くなりますが、葺き替えよりは短くなります。
また葺き替えと比較すると既存の屋根の撤去・処分が不要なこと、加工や設置等の施工性の良さも御座います。
その為費用としても、葺き替えよりは安価になることが一般的です。費用面で塗装と比較すると少し高めになることが多いです。(いずれの工事においても形状や状態によっても変動する為、実際にお見積りを取ることをオススメします)
ただしカバー工法は屋根の形状によってはできないことも御座います。
基本的にカバーを行う屋根は既存屋根がスレート瓦(カラーベスト、コロニアルと呼ばれたりもします。)であることが多いです。
波型や厚みのある屋根の形状にはおおよそカバーできないので、そのあたりは業者さんに相談した方がいいですね!
屋根カバー工程
さてこちらのお客様のお家はスレート瓦というもので、カバー工法が可能な屋根材でした。
施工前の写真がこちらです。
経年により色褪せしており、藻や苔の発生もしておりました。スレート瓦は主成分がセメントである為、塗装の防水性能が切れると水を吸収し、藻や苔の発生に繋がります。
また吸水が原因で破損等も発生しやすくなるので注意が必要です。
引き続き長く家を保ちたいとのご要望もあり、カバーをご提案致しましたところご納得くださり工事させて頂きました。
工事中
続いて工事中の内容について記載していきます。
まずは既存の屋根に設置されておりました棟板金、雪止めなどを外し屋根を平な状態にします。
そのあと防水シート(アスファルトルーフィング)を既存の屋根材の上に設置します。
その名前の通り防水の役割を果たしてくれるものです。
設置後の写真がこちらです。
屋根の勾配の下から貼っていき、シートとシートが重なる部分(重ね幅)をしっかりとることがポイントです。
そう設置することで防水性がきっちり保たれます。
そしてこのシートの設置後、金属の屋根材でカバーしていきます。
こちらも屋根の勾配の下から貼っていきます。
シートも同様のことが言えるのですが、下から貼ることで重ね部分の隙間が下向きとなり中に水が浸入しにくくなるのです。
屋根材の設置中の写真がこちらです!このような形で屋根にカバーをしていきます。
ちなみに使用させて頂きました素材は「レジェルーフ」という商品です。
先述したガルバリウム鋼板という金属が使用され、内側にはウレタンフォームが付いております。
ウレタンフォームがあることにより、断熱性、遮音性が向上します。
さて屋根の本体部分のカバーが完了した後はケラバや軒先(屋根の端の方)、棟などもカバーを被せていきます。
この写真のように下地を設置して
板金でカバーをします。
このように本体だけではなくケラバ、棟、壁際等もしっかりカバーを行います。
そうすることでしっかりと防水性、耐久性が確保されます。
その為屋根の形状が複雑になると材料費や工事費も多く必要になります。
その後は雪止めを設置して完了です!
こちらのお宅におかれましては1階の屋根のみの施工でしたので、工期は1週間程で御座いました。
屋根の形状、大きさによってもちろん前後しますがおおよそこのくらいで完了できます。
完工後
完工後のお写真がこちらです!
綺麗に仕上がりました!
もちろん外観だけではなく、機能や耐久性も向上しておりますのでこれからも安心してお住みいただけると思います!
上記の通り今回は屋根のカバー工法について書きました。
冒頭にも書きましたが、屋根のメンテナンス方法としては大きく塗装、カバー、葺き替えと御座います。
それぞれメリット・デメリットがあります。
書いていくとなかなか膨大な記事になってしまうので本記事では割愛いたしますが、お家の状況や予算、今後の生活などを加味して、業者さんに相談することが良いと思います。
費用、工期、耐候性・機能性等、メンテナンスの方法によって大きく違ってくるので、ご納得の上で工事するようにしたいですよね。
もちろんジェイジェイエフでも、ご相談はいつでも承っておりますので、ご検討中の方はどうぞお気軽になさってください。
お読み頂きありがとうございます!