クリア塗装について
公開日 2023年3月29日(水) 最終更新日 2023年3月29日(水)
近江八幡市にある屋根・外壁リフォーム専門店 ジェイジェイエフです。
スタッフブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
本記事ではクリア塗装についてご紹介致します。
クリア塗装とは?
クリア塗装とは無色透明な塗料を使った塗装のことです。
一般的な色付きの塗料を使用した塗装の場合、色は変わることの他、塗りつぶしの為木目調や石目調等の細かな柄は消えてしまいます。
外壁にお気に入りのデザインのサイディングを使用されている場合、それを残したまま塗装をすることができることがクリア塗装の最大のメリットでしょう。
「今の柄を消したくない」という方はクリア塗装をご検討ください。
クリア塗装時に気を付けるべきこと
一般的な塗料と比較すると少し特殊なものがクリア塗装です。
その為注意しなければいけないことが少し多く御座います。それをご紹介致します。
下地の塗料について
光触媒・無機・フッ素系の塗装が(コーティング)されているサイディングはそもそもクリア塗装をすることができません。
これらは劣化しにくいという大きなメリットがあり、築10年経過してもキレイな状態であることも多いです。
ただその分、上からの塗料が密着しにくくなります。これに適した下塗り材を使用する必要がある為、クリア塗装はすることができません。
仮にクリア塗装をした場合、剥がれてしまうリスクが非常に高くなります。
チョーキングの発生前に行う
塗装されているものを手で触って、その色が付着した経験はありませんでしょうか?
これがチョーキングと言われる現象で、劣化サインのひとつです。
このチョーキングが起きている外壁にクリア塗装を行うと塗装後に濁りが発生してしまいます。
チョーキングは築10年経過すると起きる可能性が高いので、それより早めの築7~8年ほどでクリア塗装の場合はご検討されることをオススメします。
コーキングは後打ちが基本
コーキングとはサイディングの継ぎ目やサッシまわりに充填されている柔らかいゴムのようなものです。
外壁塗装時とともにコーキングも打ち替え等を行うのが一般的です。
色を付ける塗装の場合、塗装可能なコーキングを使用し、上から塗装を施します。
ただしクリア塗料の場合、コーキングの上に塗布すると黒ずみが発生したり、塗膜が早々に剥がれたりしてしまいます。
その為コーキングは塗装をした後に充填するか、充填後の塗装の場合は養生を行い塗料がのらないようにする必要が御座います。
クリア塗装の場合、耐用性の長いコーキング材を使うことが多いのですが、上から塗装をしていないことを加味すると、色付きの塗装と比較し少し劣化が早くなる心配が御座います。
基本は2回塗り
クリア塗装の工程は基本的にはクリア塗料を2回塗る形です。
色付きの一般的な塗装は下塗り1回、上塗り2回の計3回塗りです。その分施工費は比較的安くなることが多いです。
もちろん2回だけで仕上がるように塗料は開発されているのですが、下塗りが無く1回工程が少ないということが心配に思われる方は避けられた方がよいかもしれません。
クリア塗料のご紹介
続いてジェイジェイエフでオススメさせて頂いておりますクリア塗料をご紹介致します。
スーパーSDクリヤーSi JYです。
弱溶剤系の2液シリコン塗料。期待耐用年数13年。
スーパーSDクリヤーF JYです。
弱溶剤系2液フッ素塗料。期待耐用年数18年。
アステックペイントのクリヤー塗料シリーズです。
紫外線吸収剤(UVA)や劣化要因のラジカルを抑制する光安定剤(HALS)を配合することで高い耐候性を実現しております。
また汚れの付きにくい低汚染性、傷がつきにくい高硬度性の機能をもち、美しい外壁を長く保ちます。
まとめ
上記、クリア塗装についてで御座いました。
意匠性の高い外壁を長く持たせるための手段としてオススメのクリヤー塗装。ただしご紹介させて頂いたように注意する点も諸々御座います。
メリット・デメリットを知った上で最終ご判断されるといいですね!
何か気になることやご不明点等御座いましたらいつでもお気軽にジェイジェイエフにお問合せくださいませ。
お読み頂きありがとうございます。